2023.04.25調査研究
寒冷地の幼児施設における保育中のCO2濃度上昇リスク評価に関する研究
研究代表者:桒原浩平(室蘭工業大学)
寒冷地の幼児施設にて保育室内の空気環境を実測調査し、CO2濃度が上昇するリスクのある活動内容の把握と保育者に換気を促す材料を提供することを目的として実施した。
北海道胆振管内の幼児施設に換気に関するアンケートを実施し、換気状況等を調査した。また、空気環境実測調査に同意した室蘭市、登別市の11園に、2022年11月から2023年1月の間、当研究室が製作したCO2モニターを設置し、10分間隔で測定した。
アンケートは26園中17園より回答があった。冬期の保育室の換気方法に関して、16園(1園回答無し)が窓開け換気を行っており、扉の開放を行っていると回答したのは13園であった。換気扇の利用は8園であった。加湿機能付き空気清浄機の設置率が17園中10園と高かった。CO2濃度測定結果より、保育活動中のCO2濃度上昇リスクの高い活動は、室内遊び、給食、おやつ、午睡、劇練習(歌、楽器)であった。外気の日平均気温が5℃以下になるとCO2濃度は上昇していることから、気温の低下とともに窓開け面積が減少していることが推察された。