2021.05.14調査研究

清掃用具の性能評価手法の検討

研究代表者:正田浩三(東京美装興業株式会社)

これまで、清掃用具の選定には、経験的要素が主なものであった。そこで、より科学的データにより清掃用具の選定ができるように、性能評価方法の検討を行った。基本となる清掃作業は掃く、拭く作業であり、この2つの清掃作業に使用する清掃用具について、決められた清掃作業方法で性能測定が実施できるように、標準的な汚れ、標準的な作業方法等について測定結果を基に性能評価方法の検討を行った。

 (1)バキュームの測定方法

 バキュームの吸塵作業の標準汚れを検討した。過去の調査・研究論文の吸塵ごみの分析により、主なものとして土砂と繊維くずを選定した。土砂については、JIS第1種 けい砂を4g/回、50cm×1mのタイルカーペットに散布して測定し、標準汚れとして使用できることを確認した。繊維ごみについては、糸くずを使い測定したが、明確な結果は得られなかった。カーペットは、ループタイプ、カットタイプとも同じ測定傾向結果を示し、ループタイプ1種類で測定すればよいと考える。また、ごみ散布条件では、表面撒き、押し込みでも同様の測定傾向結果を示し、表面撒き1種類の測定で良いと考える。

(2)モップ類・タオル類の測定方法

 モップ類・タオル類の標準汚れを検討した。10倍希釈のベビーフードを使用し測定した。モップ類の測定では、ワックス塗布床、1文字動作の条件が、最も用具差が明確となり標準方法と考える。タオル類では、水拭き、一文字動作で、最も用具差が明確となり標準方法と考える。今後、衛生管理がより重要となり、ベビーフードによるモップ類、タオル類の測定結果により、建物用途や場所により清掃用具の選定が重要となると考える。

 

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