近年、建築物の設備等の多様化や人工環境の拡大を背景に、冷却塔や給湯設備、水景施設等の人工環境水のレジオネラ属菌による汚染(侵入、増殖)が問題となっています。
レジオネラ属菌は土壌や自然環境中に広く分布しており、特に人工的な水環境で増殖し、レジオネラ症を発症させていることが知られています。なお、レジオネラ症に感染すると肺炎や熱性疾患になり、特に肺炎の場合は重症に至る報告例も多数あります。
建築物における水利用施設の維持管理の適正を確認するにあたり、レジオネラ属菌検査を実施することは非常に有効と考えます。
当センターでは建築物における水利用施設のレジオネラ検査を業務として実施しております。
次の事項をご参照の上、お問い合わせ下さい。
検体の採水は、原則として「公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター」が行います。採水日はご依頼者と打ち合わせの上決定します。
検査 | 検査内容 |
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培養法 | レジオネラ属菌の判定、菌数測定および菌種の同定 |
LAMP法 | LAMP法は、栄研化学株式会社が開発した遺伝子の増幅効率が良い遺伝子検査法で、レジオネラ属菌の有無を調べます。 |
培養法検査はレジオネラ症防止指針(第4版)に準じて行います。推定試験で1週間、確定試験で3日程度要するため、検査結果書発行までに2週間ほど要します。LAMP法は最短で翌日には結果をお知らせいたします。
なお、レジオネラ属菌が検出された場合は、貴担当者と今後の対策を講じさせて頂きます。
検査料金については下記にお問い合わせ下さい。